自己免疫疾患を改善する糸口
不調と病はつながっている
自己免疫疾患と呼ばれるものは
厳密にいうと難病のみではありません。
アレルギーもその一種で、
元をたどれば起こっていることは
同じだったりします。
どういうことかといいますと、
病名がつかなくても同じような
症状をもった方もいるということです。
私は牛肉に対する反応が大きく、
霜降り肉でも食べようものなら
一発で下痢の嵐なのですが、
牛乳も同じく反応してしまいます。
つまり、
私の場合は“牛”に対する
アレルギーがものすごく強い
という解釈となります。
一般的に「不耐症」という
言葉が使われているように、
健康な人でも
体に合わない食材を食べれば
同じように下痢をしますよね。
基本的な病の仕組みは
変わらないんです。
こうして考えていくと、
自己免疫疾患を改善する糸口が
みえてきます。
体の循環を意識してみよう
『新陳代謝(しんちんたいしゃ)』
と言えば分かるでしょうか。
自然界が循環することで
生態系を保っているように
私たちヒトの体も循環することで
健康な状態を保っています。
新しいものを取り入れて
古いものを排出する。
このサイクルが正常に行われないと
体内の循環に滞りが生じます。
その結果、
体調不良が起こり、
病気へとつながっていくのです。
つまり、
その逆をたどっていけば
病気➡体調不良➡健康という流れで
病気改善を見込めるということです。
これを
自然の一部である“川”で
例えてみましょう。
川が流れていなかったら
あなたが住む地区に流れる
川の水はどんな色をしていますか?
川には本来『自浄作用』といって
自然と浄化される仕組みをもっています。
酸素と微生物が豊富であれば、
汚れの原因となる有機物を分解し
きれいな状態を保てるのです。
しかし、
有機物が多すぎると酸素は少なくなり、
微生物の能力限界を超えてしまいます。
分解されなくなった有機物は
川の底に沈んで“ヘドロ”となっていきます。
この、川の自浄作用と同じことが
あなたの体内でも起こっているのです。
もし、
あなたの体内の老廃物が排出されず、
ヘドロとして残ったままだったとしたら
どうなると思いますか?
ヘドロで汚れきった川を想像しながら
考えてみてください。
見て見ぬふりをしたくなりますよね。
それでも、
あなたの体内で同じことが
起こっているかもしれないのです。
見ていなくても何かが起こる
臭いものってフタをしたくなりますよね。
「見なかったことにしよ・・・」
と言ってフタをしてしまったが最後、
次に開けるのがとても怖くなりまんか?
フタをしたときよりも
ひどくなっていることを
容易に想像できるからです。
たとえあなたが見ていなくても、
フタの内側では何かが起こっています。
時が経てば経つほど
開けにくくなってしまうのが人間の心理です。
このとき、
誰かとそのフタを一緒に開ける
というのが一つの手段です。
あなたの最も信頼できる方に、
ぜひ相談されることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
自己免疫疾患を治そうとするには
独りの力では正直難しいです。
だからこそ、
医療機関の力が必要となります。
その道のプロですからね。
では、
病院に行けば免疫の改善が
見込めるのでしょうか?
次回STEP.8は
『病院に行けば免疫改善できる?』
をテーマにお話しします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!