難病は一生治らないのか?
難病宣告された時、何を思う
難病宣告され、
難病患者として生きることを
余儀なくされたとき、
何を思いましたか?
私は中学生と、
まだ社会が何たるかも
知らない少年でした。
だから、
先生の言っていることや
難病の本に書いてあることが
よく頭に入ってきませんでした。
「原因不明なんだ、ふ~ん」
くらいにしか
思っていませんでした。
むしろ、
病名が分かったことで、
これまで原因不明の症状に苦しんでいた
ことからの開放感の方が勝っていました。
みなさんはどうでしたか?
気をラクにして、
思い出してみてください。
“難病”の定義は、
「発病の機構が明らかでなく、
治療法が確立していない希少な疾病であって、
当該疾病にかかることにより
長期にわたり療養を必要とすることとなる疾病」
となっています。
(出典 厚生労働省)
実際のところ、
定義では“一生治らない”とは
書いていないんです。
医者も匙を投げてはいません。
現代医学に則った科学的根拠のある治療法を
見つけられいないというだけです。
ただ、
今回の話は
治る治らないの話ではありません。
「誰が」治すかが大事な考え方になります。
病気を治すのはだれ?
難病を患っていれば、
ほとんどの方は通院し治療を行います。
皆さんもご存じのとおり、
日本で主流の医療は西洋医学を
軸としています。
いまや、遺伝子レベルでの治療も
進んでいるほど発展していますよね。
実は、一般的に提供されている医療では
病気を治している訳ではありません。
患部に起こっている病変に対して
“対症療法”を施しているのです。
「じゃあ、誰が病気を治すの?」
と思いますよね。
本質的に病気を治しているのは
あなたの体なんです。
「え、私の体?」
と思いますよね。
病院に行って治してもらうという行動を
あなたがとっているから
そう思うのも無理もありません。
でも、事実として
医療はあくまで補助的な位置づけで
サービスを行っているのです。
それとも、
病院が病気を治すことに
責任を持ってくれているのでしょうか。
冷たい言い方かもしれませんが、
あくまで“医療”というサービスなのです。
保険や医療給付が適用されても
実際には多額の費用が発生しています。
だからと言って、
現代医学を否定されるべきでは
ないと考えます。
日本で施される西洋医学は専門性を
高めた究極の対症医療ともいえます。
あなたがいま抱えている体の症状を
抑えることに特化した治療法なのです。
あなたの体に話を戻します。
人間の体内では免疫細胞が病原体などから
あなたの体を常に護っています。
だから、
ちょっとした風邪なんかは放っておけば
治ってしまいます。
これが“免疫”の仕組みです。
しかし、難病となると話が変わってきます。
多くの難病の場合、
免疫系や神経系自体に歪みが
生じているのです。
人体は正常化に向けて動く
例えば、
私が患っているクローン病の場合、
体を護っているはずの免疫細胞が
自身の体を攻撃したりと、
不自然に見えることが起こります。
特定の食材を食べると免疫が反応して
体を攻撃してしまい、
体は下痢や腹痛を引き起こします。
このとき、
体は正常な状態に体を戻そうとして
下痢や腹痛を起こしているのです。
下痢や腹痛自体は難病ではなく、
あくまで体の正常な働きになります。
大事なことは、
たとえ体の機能が異常となっている
難病であっても・・・
誰も治すことはできない
人間の観点から根本的に治す行為は
本質的には出来ません。
「誰かが治してくれる」
という考えは依存の心を生み、
あなたの体が治す力を弱めてしまう
ことだってあるのです。
「あなたが治したいのか」}
「誰かに治してもらいたいのか」
一度、考え方をリセットすることを
オススメします。
いかがでしたでしょうか?
人の体は死ぬその直前ですらも、
生きようとしています。
あなたの痛み苦しみが
体からのサインだとしたら
何と言っているかわかりますか?
そうはいっても、
難病の体には苦痛をともない
冷静でいられなくなる気持ちも
分かります。
しかし、
冷静になって体の声を聞いてみる
大切さを私は伝えたいです。
次回STEP.3は
『難病の苦痛は大事なサイン』
テーマにお話しします。
今回のお話は以上です。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!