難病患者に適切なデトックス
デトックスにも順序がある
『デトックスには〇〇〇!』
というキャッチフレーズを
よく目にしますが、
「毒素を出す」
とひと言でいっても簡単なこと
ではないのはご存知でしょうか。
健康な体であれば、
体自体が元気な状態なので、
確かに効果はあるのかもしれませんが
難病を患っている場合はそうはいきません。
デトックスをしようにも
体内に溜まった毒素が多すぎたり
出す力が弱っていたりするからです。
私がデトックスを実践したときは
まっさらなお風呂のお湯が
泥水のように黒く濁ったほどでした。
しかもそれが1年、2年と続くのです。
「ヒトの体はこんなにも
毒素を溜めこめるのか!」
と感心してしまったほどです。
難病を患っている方は
健康な方よりも毒素の量が多く
適切な順序で行う必要があります。
まず何から始めるか、
分かりやすく伝えてきますね。
食の認識をととのえる
「体に良い」という理由で
習慣的に食べているものはありますか?
「○○を毎朝食べているはずなのに
ぜんぜん効果ないんですよ…」
とサポートしている中で
よく言われることがあります。
そのとき言われる食材は
確かに体に良いと
いわれているもので
「なんでだろう?」
と考えてみると、
自然と答えに辿り着くのです。
まずお伝えしたいのは、
体に良いと認識されている食品でも
すべての人にとって良いとは
限らないことです。
どんな食品にも
その人の体質によって
合う合わないがあるからです。
イメージで食べていませんか?
今回は、
“ヨーグルト”について
考えてみましょう。
朝食にとっている方が
割と多いのではないでしょうか。
パンとサラダとゆで卵に
ヨーグルト。
体に良いというイメージで
何気なく食べているヨーグルトは
本当に体にいいのでしょうか?
一つずつ検証してみましょう。
①消化力を必要とする
一見、消化によさそうなヨーグルト、
実は消化力を必要とします。
その人のもつ消化酵素にもよるのですが、
消化力が低下していたり
消化酵素が減っていたりすると
消化不良を起こします。
胃腸でしっかり消化されないと
体内に毒素として滞留してしまい、
病気を助長する可能性もあるんです。
②乳酸菌は胃酸で死滅する
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の
ほとんどは胃酸で死滅してしまいます。
生きたまま腸に届くものもありますが、
その数はごくわずかで数日で死滅します。
それでも、善玉菌のエサにとなり
働きを助ける効果は期待できますね。
③朝よりも夜に食べる
朝食のイメージが強いヨーグルトですが
実は夜の方が効果的と言われています。
これは、
“腸のゴールデンタイム”である
起床から15時間後の時間帯に
腸が活発になるという説からきています。
ただこれに関しては
副交感神経が鍵となってくるので
夕食後に摂取し就寝まで
リラックスを心がけることが大切です。
以上3点お伝えしました。
あなたの認識と相違はありましたか?
人によって生活スタイルは違うので
一概には言えませんが、
一つの目安として
参考にしてみてください。
実感できる効果がまず大事
食材に対する認識が違っていれば
まず改める必要があるでしょう。
また、
摂り方も工夫すれば
より効果も高まります。
例えば、
毎日10mgの毒素を出していたものを
毎日20mgにするだけで、
10日間で100mgもの差が生まれます。
まさに、
“継続は力なり”が生きてくる
取り組み方ではないでしょうか。
何となく体が良いという理由で
続けているものがある方は
実感できる効果があるのか
整合性をとってみてください。
もしかしたら、
あなたの認識とは逆のことが
体内で起こっているかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
デトックスを実践する中で
体の異常が現れることがあります。
いわゆる、
“好転反応”と言われるものです。
体に良いことをしているはずなのに
その逆のことが体に起こってしまう。
戸惑う方も多いと思います。
何が起こっているのか
体の中から考えていきましょう。
次回、STEP.9は
『難病患者のデトックス法』
をテーマにお話しします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!