自然 STEP.3

自然に癒される難病患者の体

デジタルとアナログは違う

私は記事を書くときに
自然音を聞いていることが多いです。

ここではないどこかの
自然音をYouTubeなどから
聴くことができるのは、

現代ならではの環境といえます。

イヤホンをしながら聴いていると
本当にそこに居るかのような
臨場感を味わえます。

 

ところが、
実際に自然豊かな土地に
身を置いたときの感覚は、

YouTubeで聴いているときと
比べ物にならないくらい
体が癒されてるのを実感します。

この違いは何なのでしょうか。

 

癒しは科学を超える

“癒し”というのは何なのでしょう。

定義を調べてみると、

「肉体の疲れ、精神の悩み、苦しみを
何かに頼って解消したりやわらげたりすること」

となっています。

なんとなく言っていることは
分かりますが、

なぜ癒しが起こるのかは分かりません。

 

科学的には、
ストレスホルモン「コルチゾール」の
濃度が低下し、

副交感神経が優位になるという
研究結果もあるようです。

 

確かに自然豊かな場所に身を置くと
気分が良くなったり、癒しを感じたり
するのを実感すると思います。

それでは何となく、自然と言うものが
大したことないようにも思えてきます。

単純にストレスが軽減されるとか
副交感神経が優位になるとか
それだけの効果なのでしょうか。

あなたがいま、
自然の中にいるとイメージして
目をつむり深く感じてみましょう。

 

言葉がいらない世界

・・・・・・。

どうでしょうか。

何か聞こえてきませんでしたか?

 

青緑に透き通る、川のせせらぎ

ザザとこすれ合う、木々のさざめき

チュンと響き渡る、鳥のさえずり

 

そのすべてが
あなたの感性を刺激して
言葉の表現を超えるほどの
感覚があふれてきます。

それを
ただ感じてみてください。

 

人類の起源とされる約700万年前から
ヒトは自然と共生してきました。

現代に至るまで
何百万年ものあいだ、
ヒトは自然の中に身を置いていました。

それが自然な在り方だったからです。

 

現代では
人工物が身の周りを囲み
自然を感じにくくなりました。

そのことが
人を自然な状態から
遠ざけてしまったのでしょうか。

実は、
癒しなんて存在しているわけではなく、
本来の在り方に体が同調し元に戻ろうと
しているだけ
かもしれません。

私たちが病気を患ってしまうのは
自然を忘れていることを教えてくれている
だけなのかもしれないのです。

 

あなたはいま、
自然な状態といえますか?

 

 

忘れてしまった“なにか”

自然を単なる”癒し”と
とらえるのではなく、

もっと科学を超えた領域で
感じてみてください。

 

あなたが、川となり、

川が、あなたとなる。

 

身近の小さな自然で構いません。

そこに忘れていた“なにか”を
感じてみてほしいです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

人類は自然に倣い
暮らしを発展してきました。

いま、
さまざまな観念が存在するのは
『自然科学』という分野で多くの
研究がなされたからです。

人類と自然が織り成す歴史を
みていきましょう。

 

次回、STEP.4は

『自然科学から難病の原点に還る』

をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!