自然 STEP.2

難病から考える自然な暮らし

自然な暮らしを考える

「難病をぜったいに克服する!」
と心に決めた私は、

自身と向き合うようになり、
まずは身の回りを見渡すことから始めました。

私は一体どうやって生きてきたのか、
私の人生を支えてきたのは何なのか、

これからどうやって生きていくか・・・

STEP.1でお伝えしたように、
私たちの暮らす環境には健康を損ねる
要素が多く存在しています。

そのすべてを回避しようとすれば、
山奥に籠もり、自然の中で暮らすことが
環境としては最適かもしれません。

しかし、
本気で社会の外で生きていくのは
現実ではありませんよね。

現代の暮らしを軸に考える
“自然な暮らし”とは何なのか
一緒に考えていきましょう。

 

暮らしの先をたどる

自然な暮らしと聞いて
何をイメージしますか?

「オーガニック」や
「ナチュラル」など

自然を意識した商品や食品が
増えています。

それだけ、
健康や地球環境への関心が
高まっている現れです。

自然素材を使うことで得られる
メリットは何なのでしょう。

・化学物質を避けられる
・安心感がある

などがありますね。

この2つをみたときに
「体に良い効果をもたらす」ような
イメージしたのではありませんか。

経済学では、
人が消費行動をする際には

「自分にとっての満足感を最大にする」

ことを目的として意思決定します。

自分の体ことを重きにおいて
何を買うか決める傾向にあるのです。

それも病気を改善するためには
とても大切なことです。

それに加えて、
一般的にあまり意識がいかない
大切なことがあります。

その商品や食品が

“販売される前”と
“消費から後”のこと

を思い巡らしてみるのです。

 

視野を広げてみる

例えば、
「食器用洗剤」で考えてみましょう。

いまお使いのもので
イメージしてみてください。

・生産にどんな材料が必要か
・消費する際の体への影響は
・消費した後はどこへ行くか

一般的な商品で考えてみます。

【材料】
界面活性剤、安定剤、pH調整剤、
防腐剤、香料、着色剤、プラ容器

【人体への影響】
手荒れ、皮膚障害、経費毒

【環境への影響】
海洋汚染、魚毒性

(すべての商品に該当する
 わけではありません)

人体への影響以外にも
環境への影響が考えられます。

下水道や浄化槽が整備されたことで
環境負荷の程度も少なくなっている
との見解もありますが、

地球規模の視点で考えると
評価は難しい面もあります。

原料採取、製造工程、流通、消費、
廃棄に至る環境負荷・・・

すべてにおいて影響がない洗剤を
探すのは難しいですが、

大事なのは身の周りのものが
誰が、何を、どこで、どうやって
つくられているか思い巡らすことです。

それが、
あなたの世界を広げるきっかけに
なります。

 

 

立場によって見方も変わる

人は物事をとらえるとき、
習慣的に同じ見方をしている
ものです。

ひとつのものを見るにしても、
どの立場で、どの位置から見るかにより
見え方は違ってきます。

あえていつもと違う視座で
物事をとらえて
みてください。

繰り返し行うことで
普段は見えていなかったことが

いつの間にか見えるように
なっているかもしれません。

そのことが
生活の質を向上させ、

難病改善に寄与するときが
おのずとやってきます。

 


 

いかがでしたでしょうか?

身近に自然を感じると
人は癒しを感じます。

それは
なぜでしょうか?

人が癒されるとき
あなたの体の中では
何が起こっているのでしょう。

次回、STEP.3は

『自然に癒される難病患者の体』

をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!