難病患者のいのちの重さは
“いのち”とは何なのか
難病という病気を患うと
“いのち”について深く考える
場面が多々あります。
病気もなく、ただ平穏な毎日を
過ごしていた頃には考えしませんでした。
いのちは皆平等にある、
果たして本当にそうだろうか・・・
難病という
とてつもなく重い壁を前にして、
いのちの重さを感じる日々。
果たして、いのちに
重さはあるのでしょうか。
重さは人の認識しだい
人間には、
体:BODY
心:HEART
魂:SOUL
この3つの要素を包括して
“いのち”という一つの形があると
私は考えています。
この内の“魂”の重さを測ろうとした
歴史があるのをご存知でしょうか。
20世紀初頭、
アメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルは
「人の体には魂が宿っており、
ある程度の重量を持つはずだ」
との説を唱えました。
実際に死期が近い被験者の死亡前後の体重を
計測することで証明しようとしました。
実験の結果、
死亡直後に体から失われた魂の重さは
21グラムであったと結論づけました。
しかし、
体重が変わらなかった被験者がいたことや、
動物実験では変化がなかったこともあり、
この実験は証明にまで至りませんでした。
そもそも、
この実験は「ヒトの魂はみな同じ重さ」
という仮説が含まれることを示唆しています。
それでは、
魂を含むいのちの重さは誰もが
同じなのでしょうか。
不思議なのは
人の認識によっていのちの重さは
異なるということです。
その人の価値観によって
いのちに対する捉え方が変わってくる
といえば解りやすいでしょうか。
いのちは価値観で変化する
例えば、
・人間国宝
・芸能人
・あなた
・新生児
・犯罪者
いのちの重さが大きい順に
並べてみてください。
どうでしょうか。
違う題材で価値観のワークを
したことがありますが、
皆それぞれの価値観で考えます。
価値観というのは
生まれてきた環境や育ってきた環境、
その人が持つ固有の特性など
によって複合的に形成されています。
つまり、
あなたがいま感じているいのちの重さは
“思考により形成されたいのち”
と解釈することもできます。
本来のいのちとは
まったく別のものなのです。
いのちには2種類ある
あなたが“生まれ持った”いのちと
あなたが“形成してきた”いのち、
この2つを別にしておくと
分かりやすいと思います。
魂やいのちという話は
実体を感じられるものではないため
危うさもはらんでいます。
いのちのテーマの中で
難病や人生とどう関係性があるのか、
分かりやすくお伝えしていきます。
いかがでしたでしょうか?
いのちには2種類あると
お伝えしました。
まずは、
あなたが生まれ持って
備わっているいのちです。
どんなもので、
あなたの人生に関係してくるのか
一緒に考えていきましょう。
次回、STEP.2は
をテーマにお話しします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!