いのち STEP.2

完全ないのちを持つ難病患者

いのちはいつ生まれるのか

ヒトの生命が誕生する瞬間は
いつなのでしょうか。

受精した瞬間?
胎児となった瞬間?
生まれた瞬間?

難病を患い、
死を意識したこともありました。

本気でいのちについて考え、
向き合い続けました。

そこには
人智を超えた世界がありました。

難病を患う皆さんと
いのちについて共有したいと思います。

 

すべては完全に起こる

ヒトが妊娠して胎児が生まれる
仕組みは解明されていますが、

なぜヒトはこの形なのか、
この形に至ったのかは誰にも解りません。

ヒトが科学で理解しうる範疇を超えた
領域は想像でしかありません。

その領域では自然の摂理に則ったことが
完全なかたちで起こっています。

どんなに重い難病を患ったとしても、
それは変わりません。

しかし、
心の面ではそう易々と理解できません。

「なぜ私がこんな目に」
「この世界がおかしい」

本来完全であるはずの“いのち”が
損なわれているように感じてしまい
人の心に宿っていきます。

本来のいのちと向きあうには
まず、思考をゆるくしていく必要があります。

そうすると、
いま難病患者として自らが
置かれている現状が段々と観えてきます。

 

使命と運命はちがう

『人事を尽くして天命を待つ』

という言葉には“命”が使われています。

ここでいう“天命”は東洋思想において、
自然界を含む宇宙(天)から与えられた
絶対的な働きのことをいいます。

だから、
絶対的な働きである“命”を使って
生きることは“使命”、

さまざまなご縁で運ばれた“命”の
ことは“運命”、と呼ぶのです。

無病でも病気を患っていても
命があれば天に生かされている、
すなわち“生命”があると解釈できます。

いまこの瞬間、
この記事を見ているあなたには
確かに生命が宿っていることに違いはないのです。

 

 

いのちがあるから・・・

生きとし生けるもの、
この世に生きるすべての生き物に
生命が宿っています。

それは、
この自然界そのもの、
かけがえのないものです。

苦しいこと、ツラいことも
すべて生命があってのこと、

あなたの体には常に“いのち”が
宿っていることを感じてみてください。

 


 

いかがでしたでしょうか?

今度は、
人が頭の中に持っている
“いのち”の話です。

今回お話したいのちと
どう違うのか、

どう人生と関わっているのか
お伝えしていきます。

次回、STEP.3は

『命を感じれば難病もととのう』

をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!