難病患者の初めての挑戦
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私の難病人生は中学時代から始まりました。
原因不明の難病を患い、約20年間
生きる道を迷いに迷う人生でした。
そんな私が人生を好転して
健やかで愉しい未来どころか、
まさか“自らの宿命の道”に気づく
ことすら出来るなんて・・・。
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病院で過ごした青春時代
私の難病人生は
学生時代から始まりました。
学生時代といえば“青春”
しかし、私の記憶には
そんな思い出などまったくなく、
入院生活が色濃く残っています。
人生で初めて
“ひとつの挑戦”をやり遂げる
きっかけでもありました。
入院生活の中、
私は自己啓発の書籍を読み漁りました。
闘病する中で
「病気には負けたくない!」
という気持ちが芽生えたからです。
また、
入院していると別の問題も浮上します。
授業が受けられないのです。
そのため私は、ベッドの上で
教科書を独学するようになりました。
自身の力を試す挑戦
ある時、
私の脳裏に一つの目標が浮かびました。
『独学で国立大学に挑戦する』
いま思えば
その挑戦はあまりに無謀でした。
私の通っていた高校は
国立大学進学率が極めて低く
普通ではありえない選択でした。
しかし、
私は合格することが目的ではなく、
自分の力でどこまで通用するか
純粋に試してみたかったのです。
とはいうものの、
本格的に塾に通ったこともありません。
1日10時間は
とにかく勉強の毎日でした。
勉強のやり方も分からないので
教科書を全部覚えるような勉強法。
でも、
分からないなりに理解できると
楽しくなったものでした。
努力は報われないこともある
やれるだけのことはやりました。
通っていた高校では学年主席にまで
上り詰めました。
先生さながら、同じクラスの人に
分からないところを教えている時は
楽しさを感じるほどでした。
学業生活の頑張りが認められ、
志望していた国立大学の受験は
推薦入学で合格しました。
試験を受ける前に合格してしまったのです。
「これでは実力を試せない」
と思った私は、
合格が決まっていながらも試験も
受けさせてもらうようお願いしました。
そして、
念願の試験を受けた結果、
残念ながら
合格ラインには達しませんでした。
ひとつのことを頑張ってやっても
思うように結果が出ないこともある。
傾向と対策を理解している
学習塾の存在意義を感じました。
結果にこだわるなら環境が必要
経験者に師事することも
実現したい結果を出すための
一つの選択肢だと実感しました。
「難病サポート事業」は
あなたの病気ではなく
“人生”を軸にして
サポートを提供します。
世間一般的にいわれる
講師や先生などの立場として
教えるのではなく、
“同じ患者としての目線”
で応援する私ならではの
サポート体制です。
試験には落ちたものの
志望した大学に行くことが叶い、
楽しいキャンパスライフを送れるのか?
人生山あれば谷あり、
闘病の道はまだまだ険しく続きます。
~EPISODE.3へ続く~
いかがでしたでしょうか?
難病を患う方に限らず、
病気にまつわる苦しいエピソードは
誰しもあると思います。
「そんな苦しい話はしたくない」
と思うかもしれません。
でも、
自分の内にしまっておくのではなく、
自分の外に出すからこそ
「あぁ、こういうことが自分に
起こっていたんだ」
と、見えてくるものがあります。
ぜひ、ご縁があった際には
あなたのエピソードを聞かせてください。
最後まで読んでいただき
誠にありがとうございました!