多発性筋炎
3つの視点からみるチェック項目
多発性筋炎の症状は、日々の小さな変化に表れることがあります。
以下の3つの視点から、日常の状態を見直してみましょう。
①【体調面のチェック】
- 手足に力が入らず、階段や椅子からの立ち上がりがつらくなっていないか？
- 首や肩まわりの筋肉が重く、だるさが続いていないか？
- 発熱、倦怠感、微熱が続いていないか？
- 嚥下がしづらい、声がかすれるなど、のどまわりの筋力低下はないか？
- 筋肉痛や筋力低下が、日によって変動していないか？
②【生活・栄養のチェック】
- 動くのがおっくうで、活動量が落ちていないか？
- 食欲が低下して、栄養が偏っていないか？
- ステロイド・免疫抑制薬の副作用による不調（胃腸、睡眠、骨粗しょう症など）が出ていないか？
- 呼吸や嚥下のしづらさから、水分や食事をとるのがつらくなっていないか？
③【心と感情のチェック】
- 筋力の低下や見た目の変化に、不安や焦りを感じていないか？
- 「このまま悪化したら…」という未来への不安が強まっていないか？
- 疲れやすく、無理して元気なふりをしていないか？
- 「自分ばかりが大変」という孤立感を感じていないか？
多発性筋炎は、見た目では分かりにくい苦しさを抱えやすい病気です。
大切なのは、「自分にとっての小さな変化」に気づいてあげること。
その変化が、寛解へのヒントになることがあります。
多発性筋炎を寛解に導く
❖多発性筋炎と向き合うあなたへ
―「心と体の調和」が、寛解の鍵になります
発性筋炎は、筋肉に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患です。
筋力が徐々に低下し、日常動作にも支障が出ることがあります。
けれど実際には、筋肉だけの問題ではありません。
- 自律神経の乱れ
- 免疫系の過剰反応
- 心のストレスや無力感
こうした要素が複雑に絡み合い、症状の悪化や長期化につながることも多くあります。
❖ 東洋医学の視点からみた「多発性筋炎」
東洋医学では、筋肉の不調は「脾（ひ）」「肝（かん）」「腎（じん）」の働きと密接に関係すると考えます。
- 脾（ひ）：筋肉を養う役割。疲労や消化力の低下により“気”が不足すると筋力が弱くなる
- 肝（かん）：筋の動きを調節。ストレスや怒りが過剰になると“気滞”を生じ、動かしづらくなる
- 腎（じん）：生命エネルギーの貯蔵庫。慢性疾患によって“腎虚”が進むと筋肉も痩せていく
東洋医学では、「心身一如」――
体と心はひとつながり。筋肉を整えるには、まず“気”と“心”をととのえることから始めていきます。
❖ 心理学の視点からみた「症状との付き合い方」
多発性筋炎は、進行性の不安、将来への恐れ、
そして「人にはわかってもらえない」という孤独感と向き合う時間が長くなりがちです。
- できなくなっていく自分への戸惑い
- 社会や家族の中での役割喪失感
- 医療では癒しきれない“心の痛み”の蓄積
こうした内面の葛藤が、筋肉や免疫に間接的に影響を与えることもあります。
心の調和が、からだの回復を支える
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❖こんな方は、ぜひご相談ください
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- 病気の不安が頭から離れず、心が休まらない
- 筋力の低下とともに、気力も失ってしまいそう
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- 東洋医学的な体質カウンセリング
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