神経・ホルモン STEP.4

愉しんぷる日-基礎

病気を癒すリラックス法

休みすぎるのも良くない

悪い未来を想像してみてください。

何となく体がこわばって
いるのを感じませんか?

実は、
あなたの想像するイメージによって
体の働きも変わってしまうことが
起きてしまう、

という話をします。

緊張状態が続いたとき、
人の交感神経は過剰となり、
体は疲れていきます。

そんなときは
副交感神経を優位にして
リラックスする必要があります。

ところが、
副交感神経が優位になりすぎても
支障がでてしまうんです。

 

EPISODE.3でも話しましたが、
あまりの疲れに1日16時間くらい
寝ていた時期がありました。

「疲れた分は寝れば回復する!」
と信じて、

とにかく体を休めていたのです。

ところが、
起きたとき体のだるさを感じて
動けなくなってしまいました。

たくさん休んだはずなのに、
体は回復せず、

むしろ疲れてしまいました。

これは一体、
なぜだと思いますか?

 

動と静はセットでひとつ

副交感神経が優位になるとき、
睡眠ホルモンと呼ばれる
メラトニンが分泌されます。

メラトニンは、
単にリラックスすることで
分泌するわけではなく、

日光を浴びることや
適度な運動をすることで
分泌される「セロトニン」を
もとにつくられます。

 

つまり、
セロトニンを分泌させないと
副交感神経もうまく働かなく
なってしまうのです。

セロトニンの分泌量が減ると
メラトニンの分泌量も減ってしまい
不眠となり夜型生活を助長します。

また、
副交感神経が優位になり続ければ
慢性的な眠気や体のだるさ、
偏頭痛が起こりやすくなります。

単純に休み続ければいいという
わけではない
のです。

 

自然はつねに調和している

“陰陽太極図”

をご存知でしょうか。

陰は「静のエネルギー」
陽は「動のエネルギー」

とされており、
東洋医学の基本概念を表わします。

陰に属する代表的なものは

月・夜・水・地・女・内

陽に属する代表的なものは

太陽・昼・火・天・男・外

 

私たちの生きる世界は陰と陽で
構成されているという考え方です。

自然界の陰と陽のバランスが
崩れてしまうと調和が乱れる。

私たちの体も自然界と繋がっていて
調和が乱れることで病気となる。

体のバランスをとることが
病気の病状をととのえること
にも繋がる
のです。

 

 

 

ヒントは対極に潜んでいる

体に良いと思っていることも
度が過ぎれば悪くなります。

良いと悪いの両面の要素があり
バランスがとれることで
体の均衡は保たれます。

人生山あれば谷あり。

あなたが、
思い込んでいることの反対側に
大きなヒントがあるかもしれません。

一度、
あなたの内面にあるものを
書き出してみてください。

思いもよらなかった気づきに
つながるかもしれませんよ。

 


 

いかがでしたでしょうか?

「寝る子は育つ」と聞いて

思い浮かぶのが成長ホルモン。

この成長ホルモンですが

大人になっても分泌されており、

私たちの健康を支えています。

成長ホルモンの分泌を促すことで

病気の予防にもつながるのです。

次回、STEP.4は
成長ホルモンを闘病に活かす
をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!