神経・ホルモン STEP.3

難病への氣の持ち方

カフェインは難病に悪い?

自律神経の変化は感じにくい

ホッと一息つきたいとき
何となく頭にコーヒーのイメージを
浮かべることはありませんか?

もしかしたら、そのイメージは
あなたが創っているかもしれない、
という話をします。

私は会社員時代から
コーヒーが大好きでした。

朝起きて、まず1杯。
お昼休みに1杯。
おやつどきに1杯。
夕食後に1杯。

最低でも1日4杯は
飲んでいたと思います。

コーヒーは私の難病には
良くないと言われていましたが、

飲んでもお腹の調子に変化はなく

「体に合っている」

と楽観的に考えていました。

しかし、
体調の変化はお腹ではなく
別のところに現れていました。

“自律神経系”です。

自身の難病とは関係ないと
思っていたところに
影響がでていたのです。

 

体全体で効果を判断する

コーヒーなどに含まれる
カフェインの効果をご存知でしょうか。

・覚醒作用
・抗酸化作用
・リラックス効果 など

さまざまな健康効果があると
いわれています。

また、
カフェイン摂取についての
デメリットもいわれています。

・睡眠の質低下
・カルシウムの吸収阻害
・胃が荒れる など

メリット、デメリットについて
多くの情報があります。

あなたが実際に感じる効果は
どんなものがあるでしょうか。

 

コーヒーを飲む目的として多いのは
やはり、スッキリするからでしょう。

仕事や家事で疲れたときは
コーヒーを飲むことで癒される
感じがしませんか?

コーヒーには覚醒効果があり、
4~8時間ほど持続すると
いわれています。

これは、
カフェインが交感神経を
刺激するからで、

副交感神経が優位で
ヤル気が出ないときに
体をシャキッとさせてくれます。

 

でも、
よく考えてください。

仕事などで緊張状態が続いたあと
体は休もうとして副交感神経を
優位にしようとしています。

そのときにカフェインを
摂取するとどうなるか?

体は交感神経が優位になって、
また緊張状態が続くのです。

 

疲労、消していませんか?

『隠れ疲労』
という言葉をご存知でしょうか。

疲れが溜まっているはずなのに
それを認識できない状態です。

肉体的および精神的な疲労は
すべて脳の自律神経中枢に
負荷がかかっています。

疲労情報が脳の前頭葉に届くとき
興奮物質が分泌されていると
疲労情報をかき消してしまう。

すると、
本来疲れているはずの体が
疲れていないように感じられます。

コーヒーを飲むことで
疲労をかき消してしまっている
かもしれないのです。

 

これが重なっていくと、
本人すら気づかないうちに
疲労がどんどん蓄積していき、

ホルモンバランスの乱れにまで
発展してしまうのです。

 

 

 

思考は消すも疲労は消せず

「まだまだやれる!」

とポジティブ思考で
マインド操作をすることは
できるでしょう。

しかし、
ネガティブ思考は消せたとしても
体の疲労は消すことはできません

体はつねに嘘をつかないのです。

ときには体に対して
ネガティブであっても
いい
のではないでしょうか。

ネガティブも使いようです。

ぜひ、ネガティブになって
体を労わってあげてくださいね。

 


 

いかがでしたでしょうか?

交感神経が続けば
体も疲れてしまう。

だから副交感神経を
優位にすることが大事。

では、
ずっとリラックスしていれば
体も休まって病気もよくなる
のでしょうか。

検証してみましょう。

次回、STEP.4は
病気を癒すリラックス法
をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!