神経・ホルモン STEP.5

難病への氣の持ち方

成長ホルモンを闘病に活かす

大事なのは睡眠時間ではない

病気を予防するために
どれくらいの睡眠時間を
とればよいかご存知ですか?

個人差はありますが、
1日6時間以上の睡眠が
健康を維持するためには
適正と言われています。

(出典:厚生労働省「睡眠に係る推奨事項」)

ただし、
これはあくまで一般的指標です。

大事なのは時間ではないことを
ご存じでしたでしょうか。

実は、睡眠のとり方を間違って
しまうと無駄になってしまうんです。

 

私の学生時代は、
「とにかく6時間寝ればいいんだと」
思い、

朝方から昼過ぎまで寝るという
「夜型スタイル」を続けていた
時期がありました。

でも、
起きてみると凄くだるいんですよね。

ぜんぜん眠れた気がしない。

6時間で足りないなら
いっそ10時間くらい寝てやろうと
夕方まで寝ていたこともあります。

すると、
昼に起きたときよりも
さらに体のだるさを感じたのです。

 

“寝る子は育つ”という、
言葉があるはずなのに!

寝れば成長ホルモンが分泌されて
体も健康になるというのは
迷信だったのでしょうか?

 

眠り始めの深さが肝心

眠りの種類には2種類あり、

●レム睡眠
 ➡脳は寝て体は起きている

●ノンレム睡眠
 ➡脳は起きて体は眠っている

を交互に繰り返しています。

眠りにつくとまず最初に
深いノンレム睡眠に入ります。

就寝後の約90分に最も深い
ノンレム睡眠となり、

このタイミングで最もたくさんの
成長ホルモンが分泌されます。

その後、分泌量は減少していき
4時間を過ぎてからはほとんど
分泌されなくなります。

成長ホルモンが分泌される時間帯は
22時~翌2時とされていますが、

従来からの日本人の生活習慣をもとに
考えられていたとされています。

現代の多様な生活様式では、
必ずしもこの時間にこだわる必要は
ないと言われるようになりました。

時間帯より大事なのは、
“眠りの深さ”を継続させること。

 

深く眠ることで
成長ホルモンはたくさん分泌され、

・記憶力を高める
・骨を強化する
・生殖能力を保つ
・新陳代謝を促す
・免疫機能を保つ など

健康維持のためには
欠かせない働きをするのです。

 

ヒトはホルモンに翻弄される

ここでいったん方向性を変えて
健康ではなく恋愛の話をしてみます。

“恋愛ホルモン”という

とても不思議な物質があるのを
ご存知でしょうか。

恋愛ホルモンと言われる
フェニルエチルアミンという物質は
出始めてから90日間分泌されます。

その後は分泌が止まり
だんだんと冷めていくという
いわゆる“倦怠期”に突入します。

 

そして、3年が経つと
脳内からホルモンは無くなってしまう。

『3年目の浮気』という言葉は
ここからきていると言われています。

人間は図らずとも
ホルモンに翻弄される。

理性と感情のバランスをとることが
どれほど難しいか
分かりますが

感情の波にのまれて
味わいつくすことも悪いことでは
ありません。

それが自然の営みだからです。

 

 

 

ヒトの体に備わるクスリ

体が健康を維持するために
成長ホルモンの存在があります。

その仕組みを利用するかしないかは
自由に決めることができますが、

人間には元から
健康を維持するための機能が
体に備わっていた
のです。

健康の価値を知っている
難病を患うみなさんに、

ぜひ活かさない手はないほど
おすすめしたいことのひとつです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

STEP.2とSTEP.4で少し触れた
日光を浴びるという行為には
多くのメリットが存在します。

紫外線を気にして
日傘を使用する方も増えましたが
どのように日光を活用したら
よいのでしょう?

次回、STEP.6は
日光浴は難病改善の原動力
をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!