出せる体が難病克服のカギ
手法の前に大切なことがある
デトックスについて
STEP.1~9までお伝えしてきました。
なんか当たり前のことすぎて
拍子抜けした方も多いのではないでしょうか。
なんたって、
具体的なデトックス手法は
ほとんどお伝えしていませんから。
決して出し惜しみしている
わけではありません。
「〇〇をすればデトックスできる」
など、期待できそうな手法に
目が行きませんか?
デトックス関連の本を
読んだことは誰しもありますよね。
実はわたくし、
“1冊も読んだことない”のです。
でも、
おそらく誰よりも
デトックスに成功しています。
それはなぜだと思いますか?
改めてSTEP.1~9まで
“読む”のではなく、
“イメージ”してみてください。
本当に大切なのは
手法うんぬんではありません。
今回の最終STEPの中で
分かりやすくお伝えします。
出そうとしなくていい
デトックスを
実践しようとするとき、
ほとんどの方は
まず何をやろうか考えますね。
・書籍
・インターネット検索
・SNS投稿
情報社会の現代では、
検索すればすぐに情報を入手できます。
その日から実践することすら
できてしまうスピード感です。
このスピード感は
現代社会そのものを表わしていますね。
ところが、
あなたの体の毒素も
ドバ―っとすぐに出せるかというと
そんな簡単じゃないですよね。
“ヒトの体”は古来から変わらず
ゆるやかな時空を生きています。
あなたが毒素を出そうとしても
体の方は一定のペースを守ります。
“出せる体”でなければ、
いくら絞り出そうとしても
乾燥してしまった雑巾のように
何も出てくることはないのです。
自然には一定のリズムがある
皆さんの生活用水をつくる
『浄水施設』を例えにしてお伝えします。
一般的には“急速ろ過”という方式が
採用されているのですが、
“緩速ろ過”という方式も
一部採用されています。
でも、
その割合は全体の約4%とごく少数です。
ろ過速度を比較すると、
急速ろ過:120~150m/日
緩速ろ過:4~5m/日
なんと、緩速ろ過は通常の30分の1の
処理速度とゆっくりなのです。
緩速ろ過は、
微生物の働きを利用することにより、
水をキレイにしているからです。
しかし、
現代の水源事情には合わず
処理能力不足から採用数は少ないです。
ちなみに生活用水の使用量は
近年は横ばい状態となっているものの、
60年前から約3倍の量まで増加しています。
(出典:国土交通省「生活用水使用量の推移」)
体の話に戻ります。
ヒトの体は機械化しない限りは
緩速ろ過のスピード感で処理を進めます。
体のバイオリズムにしたがって
コツコツと毒素を排出しています。
しかし、
流れてくる毒素が多くなり、
処理限度をオーバーしてしまって
いるのが実態なのです。
体を休ませるだけでも良い
解毒の要素をもつ食材を摂取するなど、
体のデトックスをうながすような
手法は確かに存在します。
でも、
解毒をうながしただけ
体には負担がかかっています。
体を休ませてあげる時間も
大切なのです。
体の解毒作用の質を向上させることは
簡単ではありません。
体はつねに正直です。
あなたが大切に体をいたわれば
その通りに体は応えてくれます。
デトックスの前に体をととのえる
ことを考えてみましょう。
いかがでしたでしょうか?
免疫やデトックスの仕組みが
しっかり機能しているのは
“神経”や“ホルモン”の働きがあるから。
体の状況に応じて
働きを調節しているのです。
難病を患っている方は
この働きにも異常が生じている
可能性があります。
次回からは、
――――――――――――――
人生を好転させる心の在り方
【-神経・ホルモン-】
―――――――――――――ー
をお送りいたします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!