デトックス STEP.5

難病から人生好転する秘訣

難病を悪化させる腸内毒素

腸内環境が病状を決める

腸の状態が良いと
なんとなく気分も良い。

そんな経験ありませんか?

腸内環境がなかなかととのわない方、

特に“炎症性腸疾患”の方には
ぜひ伝えたい内容ですが、

実は、腸の状態は
それ以外の疾患の方にも
深く関係してきます。

病状を安定させるためには
とても大事な考え方ですので
シェアさせていただきますね。

 

私は、難病がひどい症状だったころ
毎日のように下痢をしていました。

トイレに行きたいとき、
他のことは何もできないほど
追い詰められていく感じがします。

「大丈夫?」と聞かれても、
心配をかけたくないので
笑顔で「大丈夫!」と返していました。

でも内心は、
トイレのことばかりで
不安でいっぱいでした。

 

腸の状態が良くないと
気分も悪くなり不安な気持ちも
芽生えてきたりします。

腸は“第二の脳”といわれるほど
脳との相関関係が深く、

腸に1億個もの神経細胞があり
脳と情報を送り合っています。

では、
腸内に毒素が発生した場合、
難病にどのような影響を
及ぼすのでしょうか。

 

腸が免疫を支えている

『腸は最大の免疫器官』
と呼ばれています。

体の免疫システムを担う免疫細胞の
約7割が腸に集中しているからです。

口とつながっている腸には
食べ物だけではなく、
病原菌やウイルスも入ってきます。

有害なものを体に吸収しないよう、
免疫でブロックしているのです。

腸内環境が悪くなれば有害物質から
免疫が護ってくれるものの、
免疫力は低下していきます。

慢性的に悪い状態が続けば
腸の免疫では護りきれなくなり
細胞は壊れ、炎症につながります。

 

潰瘍性大腸炎や
クローン病などの
炎症性腸疾患は

腸内環境をととのえることが
炎症を抑える効果的な方法となります。

それでは、
腸以外の器官で発症する難病には
関係ないのでしょうか?

 

腸に穴があいてしまうと

“リーキーガット”
という言葉をご存知でしょうか。

いわゆる“腸漏れ”といい、
腸の粘膜に穴があいてしまい

病原菌やウイルスなどが
体内に侵入してしまうものです。

本来なら腸で捕捉されるはずの異物が
血液を介し体内を巡ってしまい、

結果として、さまざまな器官へ
炎症を及ぼしてしまう。

また、
腸管に炎症が起こることで、
免疫システムにも負荷がかかる。

腸は免疫の中心であり、
全身ともつながっているため、

結果として、
体の免疫系のバランスが崩れ、

アレルギー疾患や自己免疫疾患にも
つながる可能性があるのです。

 

 

必要なものだけ摂り入れる

腸管内は“体の外”という話があります。

口からさまざまなものが消化管に入り、
体内に必要な栄養素などを吸収し
不要なものを便として体外へ排出する。

つまり、
体の外から入って
ずっと外を通っているという解釈です。

体の内部に入れるのは
体に“必要なもの”だけ。

そのために免疫などのバリア機能が
備わっているのです。

炎症が起こっている状態の方は
体の”内側”に入れるものを
取捨選択
して摂り入れてみてください。

そこから体がどう反応するか、
意識して観ていくことが大切です。

 


 

いかがでしたでしょうか?

腸が体にとって重要な器官
ということが分かりました。

だからこそ、
『腸活』という言葉が
最近でてきているのです。

難病改善にも注目されています。

どのように始めたらよいか
一緒に考えていきましょう。

次回、STEP.6は

『難病改善に期待できる腸活』

をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!