食養生 STEP.2

難病克服の前に考える食養生

完ぺきな食品など、ない

食事制限をきっかけに
これまでの食生活を見直しました。

さまざまな食品について体調を崩す
リスクがあることに気づきました。

すると、
外出先で食事をしようと思った際に

「何も食べるものがない!」という
状況に陥ってしまうこともありました。

 

本当に体に良いものを
取り揃えようと思えば簡単ですが、

毎日の食事でそこまで完ぺきに
することは現実的ではないですよね。

「日々の食生活を
 どう組み立てたらいいの?」

「一体、何を食べたら良いの?」

と分からなくなる瞬間はありませんか?

 

何を食べないかに着目する

「あれもだめ」

「これもだめ」

と言われてしまうと、

どうしても、
“何を食べたらよいのか”
という悩みに辿り着いてしまいます。

すると、
段々と食生活に窮屈さを感じてしまい、
大きなストレスのもとになります。

せっかく食事制限をして
体を休めようと思っても、

ストレスで体に負担をかけていては
元も子もありません。

 

食生活の可能性を狭めないために、
あれもダメ、これもダメだから
その食材のことは忘れて

『何を食べたらいい?』

ではなく、

あれもダメ、これもダメなんだけど
その中でも取捨選択を繰り返し

『何を食べないか?』

に着目してみるのです。

 

抑圧は大きな反発を生む

アメリカの心理学者
ダニエル・ウェグナーが行った
『シロクマ実験』をご存じでしょうか。

ここでは分かりやすく、
シロクマではなく
“ベーコン”に変えて説明します。

炎症性腸疾患をお持ちの方には
注意すべき食材として
よくご存じのことと思います。

 

まず、A~Cのグループをつくり、
次のような指示を出しておきます。

<Aグループ>
ベーコンのことをよく覚えておくように

<Bグループ>
ベーコンのことを考えても考えなくてもいい

<Cグループ>
ベーコンのことだけは絶対に考えないで

そして、
ベーコンの映像を一定期間みせます。

 

一定期間をおいた後、
映像の内容を一番覚えていたのは
<Cグループ>でした。

この実験から何が分かったのか?

それは
考えることを抑制するほど
“脳内により鮮明に残ってしまう”

ということです。

つまり、

――――――――――――――――

ベーコンはダメだから
ベーコンのことは考えずに
他の食材を考える。

――――――――――――――――

ではなく、

――――――――――――――――

ベーコンはダメなんだけど、
なぜダメなのかをよく考えて
ベーコンを食べないことを決める。

――――――――――――――――

が適切な在り方といえます。

食べないものをよく考えることは
あなた自身を見つめることに繋がる
のです。

 

 

考えることで道は拓ける

食べたもので体は構成されています。

だから単純に食べないのではなく、
食べたら体はどうなるのか?

よく考えた上で取捨選択するのです。

すると、
病気に対するアプローチも
自ずと見えてきます。

食というのは
単純に食べる食べないの話では
ありません。

食を通して自分を見つめ直す
きっかけにしてみてください。

 


 

いかがでしたでしょうか?

食に対する意識が変わり、
体と向き合ってみる。

でも、自分の体のことなんて
どう判断したらよいか分からない。

「結局のところ、何が体に合うの?」

と判断に迷ってしまうこともあります。

次回STEP.3は、
難病患者に合う食べ物は?
をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!