食事制限でも満足に食べたい
絶食は慣れるまでが地獄
食事制限をされているとき
空腹感とともにストレスを
感じることはありませんか?
私は難病宣告と同時に入院し、
絶食を余儀なくされました。
それまで好きなものを
食べていた生活から
いきなり絶食の生活です。
ストレスを感じないわけがありません。
だから私は気を紛らわす方法を考えました。
クロスワードパズルや数独です。
お腹がすいたら“ゲーム脳”に切り替えて
意図的に空腹感をやり過ごすのです。
もう25年も前のことなので
時代感がありますが、
現代だとスマホが最強の入院生活の
お共かもしれませんね。
そんな感じでやり過ごしたとしても、
「食事制限されていても、満足に食べたい!」
という気持ちは消えないですよね。
では、
食事制限の中でも満足感を得るには
どうしたらいいでしょう。
あなたの体の満足感は?
ダイエットが難しいように
食欲のコントロールって
一筋縄ではいきません。
「そんなの意志が弱いからだろ!」
って言われたら元も子もありませんが、
そんな窮屈な感じで生きるより
愉しく食べて生きたいですよね。
ところで、
あなたが満足感を感じるのは
どんなときですか?
・お腹いっぱい食べたとき
・好きなものを食べたとき
・価値の高いものを食べたとき
価値観によって色々あると思います。
でも、満足に食事したはずなのに
「なにかもの足りないな・・・」
って感じることってありませんか?
それは、
“体が満足していない”からです。
この満足感は、
あなたが“食欲を満たすこと”で
感じる満足感とは違います。
“体そのものが満足する感覚”
といえば分かるでしょうか。
満足感は体から発するもの
ひとつ例を挙げてみます。
絶食を経験した方なら
皆さんよく言われる話です。
絶食から普通の食事に戻していくとき、
最初に回復食から摂っていきます。
まず最初は、
“重湯(おもゆ)”から始まります。
重湯とは、
お米に10倍の水を加えてよく煮た粥を
上澄み液だけ濾したもので、
塩のみで味付けします。
これが本当に最高だと言われます。
食べた瞬間、
まるで体じゅうが喜んでいるかのような
至福感を感じられるというのです。
(私も実際に経験しました)
普段の食事の中で
単に重湯を食べたとしても
同じような感覚にはならないでしょう。
(いま食卓に出てきたら
「普通の米にしてくれ」って言います(笑))
このとき、体の中では
いったい何が起こっているのでしょう?
なんと、
体が本当に欲しているものを食べたとき、
体は栄養を吸収しようと最大限に
働いているというのです。
栄養吸収率は普段より高くなります。
つまり、
体の方が満足すれば、
あなた自身の満足感にもつながる
ということです。
飽食がもたらした不足感
食べるものの栄養がスカスカであれば
いくら食べようが体は満足しません。
これだけ世の中に食品が溢れているのに
人は満足感を求め続けています。
真にあなたを満足させる食事は何なのか
あなたの体にそのヒントがあります。
体を満足させることが出来たとき、
真の意味で
本当に大切な食のエッセンスに
あなたは辿り着けるでしょう。
あなたの‟ソウルフード”ともいうべき
食材を探してみてください。
いかがでしたでしょうか?
より良い食を求め続け、食材を厳選する。
でも病気が良くなる感じはしない。
体にとって良いものとはなんだろうか。
その奥に迫ります。
次回STEP.5は
『良い食材で難病は治るのか』
をお伝えします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!