闘病 STEP.7

難病に大敵なストレスの存在

対処法が難しいストレス

ストレスの存在が難病患者にとって
大敵なのはご存じでしょうか?

私も難病発症時に書籍を読んで
ストレスが病気を悪化させることを学びました。

ストレスを感じないようにメンタルを
強化してはみたものの、

この社会で生きていく上で
ストレスを感じずに生きるというのは
少々無理があると感じていました。

 

だから、
「感情を消してしまえばいいんだ」と思い、

色んな事に無関心になろうとして、
心を閉ざしていた時期もありました。

すると、
自分の周りが薄暗くなったように、
陰鬱な気で覆われていくのを感じました。

 

現代社会では多くの人が
ストレスを抱えて生きています。

ストレスを軽減するために
マインドをコントロールしたり

メンタルを強化したりといった方法も
有効でしょう。

しかし、
この“ストレス”という存在は
そもそも一体何者なのでしょう?

 

あなたを縛るものはない

あなたがストレスを感じるのは
どんなときですか?

ストレスというものは
“現実と理想のギャップ”で
ある程度理解できます。

思うようにいかないとき
人はストレスを感じるのです。

では、
理想を抱いているのは誰でしょう。

 

人間誰しも
『なりたい自分』
が頭の中に存在しています。

そのイメージが遠ければ遠いほど
大きなギャップを感じてしまいます。

そうなると、
実はあなたを縛っているのは
“あなた自身”だったりします。

だから、
「等身大のありのままで
 生きればいいんだよ」

と言われる方もいますが、
ここでは少し違う話をします。

 

ストレスを表現する赤ちゃん

赤ん坊の笑顔を見たことが
ありますか?

くしゃくしゃにして笑う顔。

そのすべてに癒されます。

生まれたばかりの赤ちゃんは
まだこの世界のことをよく知りません。

だから
何をするにも失敗の連続。

何度も何度も涙します。

それは
悲しいから?
悔しいから?

いえ、
それは私たち大人が
“意味づけした感情”です。

私たち人間が
本当に感じている感情は
あなたが意識するよりも
ずっとずっと前にあります。

 

 

こみ上げる感情に嘘はない

声にならない声で叫ぶ
こみ上げる感情に涙する

お腹の底から笑いころげる
感情に理由は必要ありません。

そのとき、その瞬間に
本来のあなたが存在しています。

なりたい自分をイメージすることは
とても大事です。

でも、
いまこの瞬間はあなたらしく、
素直に表現するときなのです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

ありのままの感情で生きていても
良いことばかりとは限らない。

目の前をみれば“難病”という
悪い現実に気をとられてしまう。

そんなとき、どうするの?

次回、STEP.8は

でも難病は悪いものでしょ?

をお伝えします。

今回のお話は以上です。

 

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!