いのち STEP.7

難病人生を好転するために

本当に愉しい人生とは

「人生いいことなし」
「人生終わっている」
「人生の先が見えない」

難病患者さんに限らず、
人生には悩み苦しみが多いです。

悩みたくない、
苦しみたくない、
だから楽しいことをしよう。

『いまを楽しめばいいんだ!』

といって、
明日死んでもいいと思えるくらい
毎日を楽しんだ時期がありました。

でも、
「明日死んでもいい」というのは
本心ではありませんでした。

楽しいばかりの人生の裏側に
未練ばかりが積もっていくのを
心の片隅に感じていました。

私が言っている
“すこやかで愉しい未来”とは、

ただ楽しいことが自由に出来る
未来ではありません。

本当の“愉しさ”という感情を
心に感じたことはありますか?

 

嫌なことを受入れてみる

世の中には多くの仕事がありますが、
人がやりたがらない仕事ほど
報酬が少ない傾向にあります。

“汚れ仕事”といわれるような

多くの人がすすんでやりたくない仕事は
世の中から足元を見られるように
光が当たらないところで行われています。

美味しい食べ物を作る仕事があれば
その残りのゴミを処理する仕事もある。

健康的で活き活きしている人がいれば
病気がちで元気のない人もいる。

善と悪や
物質と精神など

この世界は二つの相反する要素が
同時に存在して成り立っているように見えます。

しかし、
善か悪かを判断しているのは誰でしょう?

あなたが”嫌なこと”と判断した瞬間、
頭の中で嫌なことをしてインプットされ
思考に影響を与えて
いきます。

嫌なことには触れたくないと思っても
なぜか目の前に現われ続けます。

それは、
嫌なことがないと好ましいことが
存在しないからです。

ひとつの価値観には
必ず真逆の価値観が存在します。

だからこそ、
“嫌だ”と思うことを自分から
受入れてみる姿勢が大切です。

なぜ嫌だと思っていたのか、
あなたの心で感じてみてください。

そこにあなたの価値観の根底が
みえてきます。

 

解決がすべてではない

トヨタ自動車が発案した
“なぜなぜ分析”をご存知でしょうか。

発生した問題に対して5回「なぜ」を
繰り返すことで、根本的な原因を探る
手法のことをいいます。

私自身、
会社員時代に問題解決に直面した際に
お世話になった手法のひとつです。

どんな職場でも細かい問題を出せば
切りがないほど出てきます。

その一つ一つを解決するも、
次から次へと問題が出てくることがあります。

それはなぜでしょうか?

これは、
「モグラたたきゲーム」を想像して頂くと
分かりやすいです。

プレイヤーは一生懸命に
モグラをたたき続けますが、

ゲームが終わらない限りモグラは
発生し続けます。

現実として多くの人は
モグラ1匹1匹を解決しようとしているのです。

しかし実際のところ、
問題はモグラではなく、

モグラたたきゲーム機自体の方に
存在することが往々にしてあるのです。

でも、
多くの人はそこに原因があることに
気づかないフリをしています。

「触れたくない」
「めんどくさい」

人は嫌なことに
自分から関わりたくないのです。

 

 

嫌なことにヒントがある

あなたが嫌なことを
無理やりポジティブに変換して
やれば良いというわけではありません。

「私、嫌がっているんだ。」

と、
最初のステップは
気づくだけでいい
です。

あなたは
なぜ嫌がっているのでしょう?

それは実践してみないことには
分からないのです。

そこに
人生好転のヒントがあります。

嫌なことをほんの少しだけでも
受入れてみて欲しいです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

人生好転には、
体・心・魂が三位一体となる
必要があります。

体の栄養と
心の栄養は何となく
分かると思いますが、

魂の栄養とは何でしょうか。

魂にエネルギーを注ぐ方法に
ついて一緒に考えてみましょう。

次回、STEP.8は

『難病に響く魂のエネルギー』

をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!