もしかしてクローン病？初期症状から再燃時のサインまで、体験者がわかりやすく解説

ある日突然、なんとなく続く下痢や腹痛。

「ちょっとお腹が弱ってるのかな」
そう思っていた私の体は、実は静かに“炎症”を訴えていました。

私は、10代前半でクローン病と診断されました。

診断されるまでの約1年間、
「何かおかしい」と思いながらも、病院を転々としていた時期もあります。

この記事では、そんな私自身の体験をふまえながら、
クローン病の「初期症状」から「再燃時のサイン」までを、なるべくわかりやすくお伝えしていきます。

私の場合、最初に気になったのは「頻繁な下痢」でした。

1日に何度もトイレに行き、なんとなくお腹がスッキリしない。

そのうち、「食べると痛い」「右下腹部がズキズキする」「微熱が続く」
そんな症状が重なっていきました。

最初は、過敏性腸症候群かな？と思っていたけれど、
次第に「倦怠感」「関節の痛み」「痔瘻」など、腸とは関係なさそうな不調も現れはじめて──。

これが、クローン病特有の“多臓器にわたる症状”の始まりでした。

寛解（おちついている）状態でも、クローン病は再燃（悪化）することがあります。

私が再燃前によく感じていたのは、以下のようなサインです：

これらは小さな変化に見えますが、
体の中では“見えない炎症”が進んでいることが多いです。

「気のせいかな？」と思っている間に、
腸の状態が悪化していることもあるため、違和感を感じたらすぐ記録しておくのがおすすめです。

病院ではどうしても、
「何センチの潰瘍」「何回下痢したか」など、“数値化された症状”ばかりが診断に使われがちです。

でも、実際に私たち患者が最初に感じるのは
「なんか変」「前と違う」などの“感覚の変化”だったりしますよね。

私も、「検査ではそれほど異常なし」と言われながら、腹痛と発熱を繰り返していた時期があります。

だからこそ、
・日々の体調変化を記録すること
・気になる違和感は遠慮せず医師に伝えること
これがとても大切です。

クローン病は、早期発見・早期対応がとても大事な病気です。
私のように、発症から診断までに時間がかかる人も少なくありません。

でも、あなたがいま感じている「小さな不調」には、きっと意味があります。
それは、体からの“静かなSOS”かもしれません。

私は、病気になってから、はじめて自分の体とちゃんと向き合うようになりました。

もしあなたがいま、不安や迷いを抱えているなら──
その気持ちこそが、健康への第一歩だと思います。

クローン病は、目に見えにくい病気です。
周囲から理解されづらい場面も多いですが、あなたの体の声に一番耳を傾けられるのは「あなた自身」です。

「もしかしてクローン病？」と不安な方は、ぜひ早めに専門医に相談してくださいね。

この記事が、少しでもあなたの気づきや安心につながれば幸いです。

私も、かつては「誰に相談すればいいのか分からない」と悩んでいました。

病院では話せないこと、身近な人には打ち明けづらいこと――。
そんな“心の中のモヤモヤ”を抱えたまま、何年も過ごしてしまった経験があります。

だからこそ今、
同じように悩むあなたの声に、静かに耳を傾けたいと思っています。

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