薬 STEP.4

難病への氣の持ち方

薬の飲み方が病状を左右する

意外と知らない飲み合わせ

薬の安全性は人によって違うのは
STEP.3でもお伝えしました。

今回は服用に関してですが、

薬には飲み合わせがあることを
ご存じでしょうか?

意外と説明がない話ですが、
飲み合わせが悪いと薬が効かず
悪影響となる危険性があります。

実は、
医薬品は化学物質なので
体内で混ざってしまう恐れがあるんです。

 

みなさんは、
薬を飲むときはどのように
服用していますか?

一般的には水だと思いますが、
飲みにくい薬や子供に飲ませるとき
違うものに変えようか迷いますよね。

でも、
薬を処方されるときは
何で飲むかまで聞かれません。

食べ物は食べ合わせが良くないと
言われるものもありますが、

私自身、これまで何か問題が
起こったことはありませんでした。

それならば、
薬と何を摂ろうが
それほど影響ないだろうと
勝手に解釈していました。

実際のところ、
飲み合わせの影響はどうなのか
確認していきましょう。

 

別々でも体内ではひとつ

口から別のものが
体に入ってきたとしても
成分同士がくっついたりして
想定外のことが起こる場合があります。

薬の吸収を邪魔してしまったり
薬が効きすぎてしまったりする
可能性があるのです。

 

本来期待される薬の効果と
大きく外れたことが起こると
体に異変が生じることがあります。

毎日ちゃんと薬を飲んでいるはずなのに
症状が悪化している気がする…

なんて時は、
薬の飲み方にも着目してみると
いいかもしれません。 

 

薬の効能が逆効果になることも

事例としてひとつ
“牛乳”を挙げてみます。

まさか
牛乳と薬を飲む人はいないだろう
と思ったあなたも見てください。

食事中に牛乳を飲んで、
食後に薬を飲んでも胃の中で
混ざりあうかもしれないからです。

特に注意すべき点は2つあります。

 

①薬の効き目が低下

牛乳に含まれる
カルシウムとマグネシウムが
薬の成分とくっついて患部に
届かなくなってしまうことがあります。

抗生物質や骨粗しょう症の薬で
起こりやすい現象で注意が必要です。

 

②薬の吸収を促進する

脂肪分の多い牛乳には
脂溶性の薬がくっつきやすく

薬の吸収が良くなり、
血中濃度が上がってしまいます。

すると、
効き目と同時に副作用も強まる
危険性があるのです。

睡眠薬や便秘薬で特に注意が必要です。

軟水の水で飲むのが無難ですが
他の飲み物を利用する場合は
処方される際に聞いてみてください。

 

 

 

体に良くても悪くなることも

これは薬だけの話ではありません。

普段の食生活でも同じことです。

良いと思って食べた食材でも
食べ合わせによって悪い作用が
起こる
ことだってあります。

それだけに、
食養生は一筋縄ではいきません。

特に普段通り食べているはずなのに、
なぜか調子が悪いときは

食べ合わせに問題があることが多いです。

 

私はサポート内で
どんな食べ合わせが良いか
アドバイスしています。

少しの食事量でも吸収効率が
変わってきます
ので、

難病で食事をあまり取れない方には
ぜひ取り入れて欲しいです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

病院で処方されたからといって
安心とはいえないのが薬です。

特に
薬を飲み続けたときに
体に影響を及ぼす場合があります。

同じ薬を長期間飲んでいる方に
伝えたい大事なことがあります。

次回、STEP.5は
薬の飲み続けによる難病悪化
をテーマにお話しします。

 

今回のお話は以上です。

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!