日光浴は難病改善の原動力
良い面悪い面、どちらが正解?
“日光”の活用法は
ご存知でしょうか?
何となく分かっている方は
多いと思いますが、
実は、最も活用したい
エネルギー源なのです。
今回は、
日光の活用法について
お伝えしていきますね。
“日光”と聞いて紫外線を連想する方は
少なくないのではないでしょうか。
災害級の猛暑となるシーズンには
日傘を手に取る方も多くなっています。
実際に国内の紫外線量はこの30年間で
0.4%/年の増加率で増加しています。
(出典:気象庁「紫外線の経年変化」)
日光浴による健康効果もありますが、
紫外線が皮膚や眼の細胞を傷つける
ことによる健康被害も懸念されており、
近年は体を護ることのほうが重要視
されています。

しかし、
天気の良い日に日光を浴びると
心地よいと感じますし、
なぜだか良い気分になります。
日光は浴びた方が良いのか
浴びない方が良いのか、
結局どっちなんだろう。。。
健康のためにはどうしたら
良いのでしょうか。
古来の在り方を顧みる
古来より太陽の光は
地球上の生き物が必要なものとして
認識されてきました。
古代ギリシャでも
日光療法を医療現場に取り入れるほど
日の光は昔から活用されてきたのです。
日光浴が推奨される理由としては・・・
①ビタミンDが生成される
食品からビタミンDは摂取できますが、
日光から得られる方が遥かに大きく、
いくら頑張って食べても
日光を浴びてないだけで不足する
可能性もあるほどです。
ビタミンD摂取によって、
・カルシウムの吸収促進
・骨の生成促進
・血中カルシウム濃度の調整
・免疫機能の調整
など多くのメリットがあります。
②体内時計をリセットする
朝に日の光を浴びると体内時計を
リセットする効果があります。
ヒトの体内時計は約25時間と言われ
日の光を浴びてないと体内時計が
ズレてしまい、
生活リズムが乱れる可能性もあるのです。

③セロトニンが分泌される
STEP.4でも触れましたが
日光を浴びることでセロトニンが
分泌されます。
セロトニンは
「幸せホルモン」と呼ばれ、
リラックス効果があり
自律神経をととのえてくれます。
また、
セロトニンが分泌されることで
「睡眠ホルモン」と呼ばれる
メラトニンも分泌され、
睡眠の質があがります。
以上3点あげましたが
日光浴には多くのメリットがあります。
だからと言って
長時間にわたり日光を浴びることは
健康被害につながる可能性もあります。
特に、
白い肌の方は皮膚細胞に
メラニンが少なく、
紫外線を浴びることで
皮膚細胞がダメージを受け
やすいといわれています。
そのため、
日光浴の目安として、
地域や季節によっても異なりますが、
15~30分程度の日光浴をするだけで
十分な効果を得られると考えます。
失って初めて気づくこと
新型コロナウイルス感染症が流行し、
“フレイル”という言葉を
よく聞くようになりました。
フレイルとは
“健康と要介護の間の虚弱な状態”
のことを言います。

感染症が流行したことで
外出などによる活動量が減り、
運動不足が大きな要因となります。
また、
身体能力だけでなく
精神的な面にも影響がでてしまうため
身体機能の低下を助長させます。
フレイルを予防するためには
外に出て日光浴をすることが
具体的な施策としてあげられています。
日光浴には
ヒトが生きていくための
原動力がつまっているのです。

自然はつねに与えている
太陽の恵みがあり、
作物は元気に育ちます。

わたしたち人間は
そのエネルギーを間接的に
摂取しているのです。
日の光を浴びて心地よいと感じるのは
気のせいではありません。
体が受けたエネルギーを
そのまま感じている証拠です。
自然が与えてくれている
無限のエネルギーを
まず体で感じてみてください。
いかがでしたでしょうか?
日光浴のデメリットが
よく言われるようになったのは、
気候変動による影響が
大きいのではと感じます。
昔は大丈夫だったものが
今は大丈夫じゃなくなっている。
実際に人体に有害なものは
身の回りに多く存在します。
そのひとつとして
“環境ホルモン”について
考えてみようと思います。
次回、STEP.7は
『環境ホルモンが体内を冒す』
をテーマにお話しします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!