難病患者の免疫チェック法
免疫力は目に見えない
自身の免疫力について
考えたことはありますか?
“免疫力を上げましょう”
というフレーズをここ数年で
よく目にするようになりました。
でも免疫力って
目に見えるものでもないし、
数値化する検査はあるけど
お金はかかるし・・・。
「自分で確認する方法ってないの?」
と思いながらも特に何も思いつかず
とにかく症状と闘う日々・・・。
特に、難病や持病をお持ちの方だと
体調をととのえるためには
免疫力が重要な鍵となってきます。
今回は日々の生活の中で免疫力の
ヒントになる捉え方をシェアします。
自然治癒力はバランス力
難病の症状が悪化した際に
体は本来の調子に戻そうと
“自然治癒力”を働かせます。
自然治癒力は免疫力を含む
「体のバランスを取り戻そうとする力」
と表現することができます。
この力があることで
ヒトの体は健康状態を
保つことが出来ているのです。
つまり、
自然治癒力がどれほどか分かれば
免疫力もおのずと分かるということです。
それでは、
自然治癒力を測ることは
可能なのでしょうか。
一つの例として、
風邪を利用するという考え方があります。
体調不良に着目してみる
風邪をひいたときを
着目してみましょう。
一般的に風邪が治るのは
7~10日かかると言われていますが、
風邪から体調が回復するまでの過程を
観察し自然治癒力の指標とするのです。
●熱の上が方
どの位の期間で何℃まで体温が上がるか
●症状の治り方
鼻水や咳の症状がしっかり治まるか
●薬の使用の有無
解熱剤などのを使用したか
以上のことで
風邪に対する抵抗力を測ります。
ただし、
免疫抑制剤を使用している場合は
長く日数がかかる傾向にありますので、
その点も加味して評価してくださいね。
しっかりと抵抗力をもっていれば
自然治癒力のみで風邪は治っていきます。
患っている病気の症状においても同じです。
ご自身の体の状態把握は
病状安定への大切な鍵となります。
身体は数値では測れない
どんな精密機械で
あなたの体を測定しようとも、
あなたの体で起きていること
そのものは測りえません。
あなたが感じた体の状態そのものこそ、
難病と付き合っていく上で
“生きる糧”となっていきます。
また、
そこから得たデータが
同じく難病に苦しむ患者さんの
役に立つことだってあります。
独りで抱え込む必要はないんです。
みんなで支え合っていきましょう。
いかがでしたでしょうか?
体調不良が長く続くような時、
免疫力は下がっています。
「じゃあ、
免疫力を上げる必要があるけど、
具体的にどうしたらいいんだろう。」
「免疫力を上げる方法は沢山あるけど
何から手をつけたらいいの?」
やみくもにやっても良い結果が
出るとは限りませんね。
次回STEP.4は
『難病でも免疫は高められる』
をテーマにお話しします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!