闘病 STEP.10

難病との闘いに疲れたら

治る感覚は経験者が知っている

“難病と向き合う”のは
言葉でいうほど簡単なものじゃない。

私自身が経験者だからこそ
言えることだと思っています。

経験していない人が

「食事を変えればいいんだよ」
「意識を変えればいいんだよ」

などと語っているのを見ると
善意とはいえ複雑な気分になります。

 

経験者としていいますが
真に難病を克服するためには、
それ相応の覚悟が必要です。

なぜなら、
風邪を治すとは全然ワケが違い、
一朝一夕に結果が出ないからです。

「いつまで続ければいいの!?」

改善しているのか悪化しているのか
答えの見えない闘いに心が折れそうに
なるときもありました。

闘病に疲れてしまったあなたに
伝えたい大事なことがあります。

 

病気は必ずしも敵ではない

“病気をやっつける”
という表現があるように

病気を敵と認識して排除したいと
思うのがごく一般的だと思います。

それでは、
本当に病気はあなたの敵
なのでしょうか?

 

まず、イメージして欲しいのは
“病気の実態とは何なのか”
ということです。

あなたに対して
悪意をもった病原体が襲い掛かっている。

そんなイメージをお持ちだとしたら
少し待ってください。

確かに病原菌により感染症を
引き起こす場合もあります。

でも多くの場合、
病気という実体がある訳ではなく

あなたの体の機能が“本来の働き”を
していない
ことで病気に発展している
のが現実なのです。

 

人はつねに恐怖におののく

昔の話ですが、
“くさめ”という呪文がありました。

これは、
“くしゃみ”の語源と言われています。

古来より、
くしゃみをすると

「鼻から魂が抜け早死にする」
と恐れられ、

『くさめ』と呪文を唱えて
死を免れようとしたそうです。

いまとなっては笑い話ですが、
当時の人たちは本気で信じて
いたことでしょう。

 

自分の身に何が起こっているか
分からないとき、

人は恐怖から逃れるための
行動をとろうとします。

病気というものから逃れるために
“闘う”という選択をとるのは

『闘病』という言葉が創り出した
イメージによるものかもしれません。

大切なことはイメージではなく、
現実として起こっていることを
理解すること
です。

 

 

病気はすべて人間の都合

病気を敵と認識しているのは
まぎれもなく私たち人間です。

自然界の存在たちは私たちと
闘おうとはしていないはずです。

もしかしたら、
病気は自然界からの何らかの
メッセージかもしれません。

自然からのメッセージをよく聴き、
その流れにのったとき、

あなたの体が自然を取り戻すのは
奇跡なんかじゃないのです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

難病から人生好転する秘訣

【-闘病-】STEP1~10

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

次回からは、

“食養生”をテーマに

をお伝えしていきます。

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!