でも難病は悪いものでしょ?
人は悪いことに着目する
「難病は悪いもの」
「難病は患いたくない」
誰もがそう思います。
難病は悪いものなんだから
頭の中から消したい!
とポジティブ思考で
一生懸命消そうとしていました。
そして、
「良いことをし続ければ
きっと良いことが訪れる」
と信じて良い行いを率先して
やるようにしていました。
ところが、
良いことばかりに着目していると、
悪いことにも目がいってしまいます。
そんな経験はありませんか?
これは難病に限らずすべてのことに
関係してくることです。
良い悪いは背中合わせ
“善”があるから“悪”が存在する。
“健康”があるから“病気”が存在する。
人の相対的な認識によって
価値観に分離が生じてしまう。
良いと判断すれば、
その反対の悪いものも
観念として存在してしまいます。
だから、
良いことばかりに着目しすぎると
悪いものが置き去りになり
全体として歪みが生じてしまうのです。
体はつねに正しく在る
健康と難病を例に説明します。
例えば、
あなたが難病宣告された日、
その日を起点として
あなたの体は難病に
なったのでしょうか。
それとも、
10日前から?
1ヵ月前から?
1年前から?
どこを起点に難病になったか
誰も分からないはずです。
食べ物が腐る時
一部分から徐々に腐るように
あなたの体も
徐々に病に侵されていきます。
このとき、
あなたの体は自ら悪くなろうと
していると思いますか?
実は、
体内では逆のことが起こっています。
食べ物が腐るのは
“土に還るため”。
あなたの体は
自然なかたちに還ろうとしているのです。
そこには健康や病気という境界はなく、
ただ体の状態が変化しているだけです。
人はそれぞれの想いがあり、
自分の都合で良い悪いを判断します。
自分にとって都合の悪いものは
見たくないからです。
悪いことに潜む良いこと
良いものと悪いもの、
両方に目を向けたとき
その根底にあるものが
あなたの前に姿をあらわします。
そのとき、
“難病”というものがあなたにとって
それまでとは違ったかたちで
姿をあらわすでしょう。
恐がらなくても大丈夫です。
悪いことを見つめるあなたの行為は
「とても良いこと」なのですから。
いかがでしたでしょうか?
「私だって頑張りたい」
でも、
最初の一歩がなかなか踏み出せない。
いまの自分をみて
勇気が出せない時もあるでしょう。
そんなあなたに
伝えたいことがあります。
次回STEP.9は、
をお伝えします。
今回のお話は以上です。
最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!