ご縁・運気 STEP.3

ご縁が難病人生を好転する

ご縁があり、人生は進む

私は難病を患い、多くの人に支えられてきました。

「ひとりでもなんとか出来る!」
と意気込んでいた時期も、正直あります。

けれど、20年経っても状況は劇的には変わらなかった。

結局は、どこかで誰かのご縁があって、
人生は前へ進む──いまはそう実感しています。

ただし、困りごとを抱えているときほど、
弱みに付け込む存在も近づいてきます。

ここは、しっかり目を開いておきたいところです。

 

上手い話に惑わされないで

あなたはどんな人とご縁を築きたいですか。

  • 良いことを教えてくれる人
  • 価値をもたらしてくれる人
  • 社会的地位が高い人

私たちは無意識のうちに、
関わる相手から得られるメリットを勘定しがちです。

コミュニティ選びでも同じで、

  • 職場
  • 地域社会
  • インターネット

このどこに身を置くかで、受け取る影響は変わります。

今はオンラインサロンやSNSを通じて、世界中の人とつながれる時代。

インフルエンサーマーケティングのように、
人の心理や行動原理を利用する手法も一般化しました。

フォロワーが多い、著名である
——それは一つの指標ではあっても、
あなたの人生にとって本当に必要なご縁かどうかは、まったく別の話です。

【小さな見極めポイント】

  • 「唯一の正解」「誰でもすぐ変わる」と断言しないか
  • 費用・条件・やめ方が最初に明示されているか
  • あなたの体調・時間・境界線を尊重してくれるか
  • 不安を煽らず、選択を急がせないか

 

意図をもった集まりは自然?

ご縁という言葉に、不思議さを感じる方もいるでしょう。

私は“波長・共鳴”という比喩がしっくりきます。

人はそれぞれ固有のリズムやテンポ、
価値観を持ち、似た空気どうしが引き寄せ合う。

まさに「類は友を呼ぶ」です。

ただし、好きな人だけで固めるのが最善とは限らないとも考えています。

STEP.2で触れた「免疫」の比ゆで言えば、
強すぎる排除はかえって不調を招くことがある。

同質の安心に身を置きつつ、
少しだけ異質を混ぜることで、視野と選択肢に風が通ります。

 

思考の偏りが軋轢あつれきが生じる

自然界には、良い/悪いの固定ラベルはありません。

「良いものだけを集めたい」という思考は、人間側のクセです。

偏りが進むほど、どこかで軋轢あつれきが生じます。

耳触りの良い言葉ほど注意が必要なのは、
裏側に必ず代償があるからです。

私の実感

私は、自分から“掴みに行く”よりも、
巡ってきたご縁にまず感謝することを大切にしています。

ご縁はコントロールする対象というより、
出会った瞬間を丁寧に扱う営みに近い。

そこから自然に、続くご縁か、今は距離を置くご縁かが分かれていきます。

【いまの一歩】

  1. 「どんなご縁を育てたいか」を一語にする(安心/知恵/同行 など)
  2. 出会いに疲れたら用量を一段下げる(時間・頻度・場所の刺激)
  3. 迷ったら一晩置く。それでも気持ちが軽いなら、進んでみる

 

まとめと予告

  • 人生はご縁で進む。その一方で、
    弱みに付け込む話からは身を守る視点がいる。
  • 同質の安心を土台に、
    少しだけ異質を混ぜると、風通しがよくなる。
  • 私は、まずご縁に感謝するところから始める。
    それが次のご縁を呼び込み、静かに人生を好転させていく。

 

いかがでしたでしょうか?

ご縁というものは自分から掴みに行くと
言われる方もおられます。

しかし、必ずしもそうとは限りません。

私の場合は自分から掴みに行くことはありません。

大事なことは、
まずご縁に感謝することです。

次回、STEP.4は
ご縁に感謝し広がる難病人生
をテーマにお話しします。

最後まで読んでいただき
にありがとうございました!