ご縁が難病人生を好転する
ご縁があり、人生は進む
私は難病を患い、多くの人に支えられてきました。
「ひとりでもなんとか出来る!」
と意気込んでいた時期も、正直あります。
けれど、20年経っても状況は劇的には変わらなかった。
結局は、どこかで誰かのご縁があって、
人生は前へ進む──いまはそう実感しています。
ただし、困りごとを抱えているときほど、
弱みに付け込む存在も近づいてきます。
ここは、しっかり目を開いておきたいところです。
上手い話に惑わされないで
あなたはどんな人とご縁を築きたいですか。
- 良いことを教えてくれる人
- 価値をもたらしてくれる人
- 社会的地位が高い人
私たちは無意識のうちに、
関わる相手から得られるメリットを勘定しがちです。
コミュニティ選びでも同じで、
- 職場
- 地域社会
- インターネット
このどこに身を置くかで、受け取る影響は変わります。
今はオンラインサロンやSNSを通じて、世界中の人とつながれる時代。
インフルエンサーマーケティングのように、
人の心理や行動原理を利用する手法も一般化しました。
フォロワーが多い、著名である
——それは一つの指標ではあっても、
あなたの人生にとって本当に必要なご縁かどうかは、まったく別の話です。
【小さな見極めポイント】
- 「唯一の正解」「誰でもすぐ変わる」と断言しないか
- 費用・条件・やめ方が最初に明示されているか
- あなたの体調・時間・境界線を尊重してくれるか
- 不安を煽らず、選択を急がせないか
意図をもった集まりは自然?
ご縁という言葉に、不思議さを感じる方もいるでしょう。
私は“波長・共鳴”という比喩がしっくりきます。
人はそれぞれ固有のリズムやテンポ、
価値観を持ち、似た空気どうしが引き寄せ合う。
まさに「類は友を呼ぶ」です。
ただし、好きな人だけで固めるのが最善とは限らないとも考えています。
STEP.2で触れた「免疫」の比ゆで言えば、
強すぎる排除はかえって不調を招くことがある。
同質の安心に身を置きつつ、
少しだけ異質を混ぜることで、視野と選択肢に風が通ります。

思考の偏りが軋轢が生じる
自然界には、良い/悪いの固定ラベルはありません。
「良いものだけを集めたい」という思考は、人間側のクセです。
偏りが進むほど、どこかで軋轢が生じます。
耳触りの良い言葉ほど注意が必要なのは、
裏側に必ず代償があるからです。
私の実感
私は、自分から“掴みに行く”よりも、
巡ってきたご縁にまず感謝することを大切にしています。
ご縁はコントロールする対象というより、
出会った瞬間を丁寧に扱う営みに近い。
そこから自然に、続くご縁か、今は距離を置くご縁かが分かれていきます。
【いまの一歩】
- 「どんなご縁を育てたいか」を一語にする(安心/知恵/同行 など)
- 出会いに疲れたら用量を一段下げる(時間・頻度・場所の刺激)
- 迷ったら一晩置く。それでも気持ちが軽いなら、進んでみる
まとめと予告
- 人生はご縁で進む。その一方で、
弱みに付け込む話からは身を守る視点がいる。 - 同質の安心を土台に、
少しだけ異質を混ぜると、風通しがよくなる。 - 私は、まずご縁に感謝するところから始める。
それが次のご縁を呼び込み、静かに人生を好転させていく。
いかがでしたでしょうか?
ご縁というものは自分から掴みに行くと
言われる方もおられます。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
私の場合は自分から掴みに行くことはありません。
大事なことは、
まずご縁に感謝することです。
次回、STEP.4は
『ご縁に感謝し広がる難病人生』
をテーマにお話しします。
最後まで読んでいただき
にありがとうございました!